SSD値上がり|AI時代でメモリ・グラボに続き価格が上昇している理由

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DomoAI

最近、SSDを買おうとしてこんな違和感を覚えた人は多いはずです。

「あれ?SSD、前より高くない?」
「安くなるのを待っていたのに、むしろ上がっている…?」

これは気のせいではありません。
SSDは今、静かに値上がり局面に入っています。

しかも今回の値上がりは、
一時的な在庫不足や為替だけの話ではなく、
**AI時代に入ったことで起きている“構造的な変化”**が背景にあります。

この記事では、

  • なぜSSDが値上がりしているのか
  • メモリ・グラボ高騰と何が共通しているのか
  • 今後、価格はどうなりそうなのか
  • 今買うべきか、待つべきか

これらを できるだけ専門用語を噛み砕きながら、順を追って説明します。


  1. 結論を先に:SSDの値上がりは「異常」ではなく「流れ」
  2. SSDは何でできている?まずは中身を知る
  3. なぜNAND(SSDの中身)が足りなくなっているのか
    1. 原因① AIデータセンターがSSDを大量に使い始めた
    2. 原因② メーカーは「個人向けSSD」より「企業向けSSD」を優先する
  4. 「じゃあ増産すればいいのでは?」が起きない理由
    1. NANDメーカーは、もう安売りをしない
  5. メモリ・グラボ高騰とSSD値上がりの共通点
    1. 共通点① AIが需要を根こそぎ持っていく
    2. 共通点② 価格が「静かに」上がる
  6. SSDだけでなく、HDD(ハードディスク)も値上がりしている
  7. 実際、どの容量・どの層から影響が出ているか
    1. 影響が出やすいのは「2TB以上」
    2. なぜ2TBモデルが真っ先に影響を受けるのか
    3. 低容量が安く見える理由
  8. 「いつまで上がるのか?」への現実的な答え
  9. 今、SSDは買うべき?待つべき?
    1. 基本的な考え方
    2. SSD購入で失敗しないための現実的な目安
    3. こんな人は今買ってOK
    4. こんな人は様子見でもOK
  10. 中古SSDを検討する場合の注意点
  11. まとめ:SSD値上がりは「AI時代の新しい当たり前」
    1. あわせて読みたいおすすめ記事
  12. おすすめ関連リンク
  13. Q & A(5つ)
    1. Q1. SSDの値上がりは一時的なものですか?
    2. Q2. なぜAIがSSDの価格に影響しているのですか?
    3. Q3. SSDが高いならHDDを選べば問題ありませんか?
    4. Q4. 特に値上がりしやすいSSDの容量はありますか?
    5. Q5. SSDは今すぐ買うべきですか?それとも待つべきですか?

結論を先に:SSDの値上がりは「異常」ではなく「流れ」

まず結論から言います。

SSDの値上がりは、メモリやグラフィックボードと同じく
AI時代に入ったことで起きている“自然な流れ”です。

  • 一時的に下がっても
  • 数年前の水準まで戻る可能性は低い

この点を理解しておくことが、
無駄に待ち続けないために重要です。


SSDは何でできている?まずは中身を知る

SSDの価格を決めている最大の要素は、
NANDフラッシュメモリです。

SSD =

  • NANDフラッシュ(記憶素子)
  • コントローラ
  • 基板・ケース

この中で、価格の大半を占めるのがNANDです。

つまり、

SSDが高い
= NANDが高い

と考えて問題ありません。


なぜNAND(SSDの中身)が足りなくなっているのか

原因① AIデータセンターがSSDを大量に使い始めた

AIと聞くと、多くの人はGPUを思い浮かべます。
しかし実際には、GPUだけではAIは動きません。

AIには次の3つが必要です。

  1. 計算するGPU
  2. 大量のメモリ
  3. 高速にデータを読み書きするストレージ(SSD)

特にAIでは、

  • 学習用データ
  • 推論用データ
  • ログ・履歴データ

これらを超高速で読み出す必要があるため、
従来のHDDでは間に合わず、
NVMe SSDが大量に使われるようになりました。


原因② メーカーは「個人向けSSD」より「企業向けSSD」を優先する

SSDには大きく2種類あります。

  • 個人向け(コンシューマー向け)SSD
  • 企業向け(エンタープライズ向け)SSD

AIデータセンターが使うのは、
当然 利益率が高い企業向けSSDです。

その結果どうなるか。

  • 同じNANDを使う
  • 利益が大きい方を優先する
  • 個人向けSSDの供給が後回しになる

これが、
店頭では在庫があるように見えるのに、価格が下がらない理由です。


「じゃあ増産すればいいのでは?」が起きない理由

ここが今回のSSD値上がりで一番重要なポイントです。

NANDメーカーは、もう安売りをしない

過去にNANDメーカーは、

  • 作りすぎ
  • 価格暴落
  • 巨額赤字

を何度も経験しています。

その結果、現在は明確に方針が変わっています。

  • 需要が増えても無理に増産しない
  • 供給を絞り、価格を守る
  • 利益を最優先する

つまり、

以前のように
「需要が増えた → 大量生産 → 価格下落」

という流れが起きにくくなっています。

これはメモリ(DRAM)が高止まりしている理由と同じ構造です。


メモリ・グラボ高騰とSSD値上がりの共通点

共通点① AIが需要を根こそぎ持っていく

  • メモリ → AI用HBMが最優先
  • グラボ → AI向けGPUが最優先
  • SSD → AI向け高速ストレージが最優先

一般ユーザーは、
「余った分」を使う立場になっています。


共通点② 価格が「静かに」上がる

今回のSSD値上がりは、

  • 一気に倍になる
  • ニュースで大騒ぎになる

というタイプではありません。

むしろ、

「気づいたら前より高い」
「セールでも安くならない」

という ジワジワ型です。

これは非常に厄介で、
待っても戻らない可能性が高いパターンです。


SSDだけでなく、HDD(ハードディスク)も値上がりしている

「SSDが高いなら、データ保存はHDDで妥協しよう」
そう考える人も多いかもしれません。

しかし実は今、HDDも値上がりの流れに入っています。

背景にあるのは、AI学習データの爆発的な増加です。
AIは計算処理にSSDを使い、
長期保管・バックアップには大容量HDDを使います。

その結果、

  • SSDは高速処理用として
  • HDDはデータ保管用として

ストレージ全体がAIに買われている状態になっています。

もはやSSDだけの問題ではなく、
ストレージ全体の価格構造が変わり始めている
と考えたほうが現実的です。

※なお、HDD(ハードディスク)の価格高騰や今後の見通しについては、
こちらの専門的に解説した記事が参考になります。
ハードディスク価格高騰|SSD値上がり後に起きているAI時代の次の変化
https://www.personalcomputer.jp/hdd-price-increase-ai/


実際、どの容量・どの層から影響が出ているか

影響が出やすいのは「2TB以上」

  • ゲーム容量の肥大化
  • 動画編集
  • ローカルAI
  • PS5拡張SSD

このあたりの需要が集中するのが
1TB〜2TB帯です。

そのため、

  • 2TBが品薄
  • 価格の戻りが遅い

という現象が先に起きています。


なぜ2TBモデルが真っ先に影響を受けるのか

特に2TBクラスのSSDは、
個人ユーザーとAIサーバーの需要が完全に重なっています。

  • 個人にとっては最もコスパが良い容量
  • AIサーバーにとっても扱いやすい容量

その結果、
**文字通りの“奪い合い”**が起きている状態です。

この奪い合いが、

  • 在庫不安定
  • 価格の高止まり

を引き起こしています。


低容量が安く見える理由

500GBや1TBが一時的に安く見えることがありますが、

  • 型落ち
  • 在庫処分
  • 一時的な調整

であることがほとんどです。

新世代・高性能SSDは確実に高くなっています。


「いつまで上がるのか?」への現実的な答え

正直に言います。

「◯月になったら下がる」と言える材料はありません。

むしろ考えるべきは、

  • AI投資は数年単位で続く
  • データ量は増える一方
  • NANDメーカーは価格を守る

という現実です。

短期的な上下はあっても、
数年前の安値に戻る可能性は低い
と考えるのが妥当です。


今、SSDは買うべき?待つべき?

基本的な考え方

  • 必要なら早めに買う
  • 不要なら無理に買わない

これが正解です。


SSD購入で失敗しないための現実的な目安

  • 「底値」を追わない
     2023年の歴史的な安値を基準にすると、
     一生買えなくなります。
  • セール時は迷わない
     現在のセールは、
     「さらに安くなる」のではなく
     一時的に元の価格へ戻るだけのことが多くなっています。

 プライムデーやブラックフライデーで
 「悪くない」と感じたら、
 それが当面の最安値である可能性は十分あります。


こんな人は今買ってOK

  • PCの容量が足りない
  • PS5のSSD拡張を考えている
  • 動画編集・制作をしている
  • 仕事でSSDを使う

作業効率が下がるなら、価格差以上の損失になります。


こんな人は様子見でもOK

  • 明確な用途がない
  • 予備として欲しいだけ
  • 現在のSSDに余裕がある

この場合は、
無理に焦る必要はありません。

「今どうなってるのか」だけ、実際の在庫を見て確認したい人向けにリンクを置いておきます。

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中古SSDを検討する場合の注意点

新品SSDが高くなると、
中古を検討する人も増えます。

ただしSSDは消耗品です。
特に、AI用途やサーバー用途で酷使されたSSDが
市場に流れてくるケースもあります。

中古を選ぶ場合は、

  • 使用時間
  • 書き込み量(TBW)

を必ず確認してください。


まとめ:SSD値上がりは「AI時代の新しい当たり前」

  • SSD値上がりは事実
  • 原因はAI需要による構造変化
  • メモリ・グラボと同じ流れ
  • HDDも連鎖して動いている
  • 安値待ちはリスクが高い

SSDは「安くなったら買う部品」から、
「必要なときに買うインフラ」へ変わりました。

価格だけで判断せず、
用途・容量・信頼性を重視することが、
結果的にいちばん後悔しない選択になります。

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下記は参考になりそうな記事です

Q & A(5つ)

Q1. SSDの値上がりは一時的なものですか?

いいえ、一時的とは言い切れません。
今回のSSD値上がりは、AI時代に入ったことで起きている構造的な変化が原因です。
メモリやグラフィックボードと同様、短期的な上下はあっても、数年前の安値水準まで戻る可能性は低いと考えられます。


Q2. なぜAIがSSDの価格に影響しているのですか?

AIはGPUだけでなく、高速に大量のデータを読み書きできるSSDを大量に必要とします。
特にデータセンターではNVMe SSDが不可欠なため、SSDの中身であるNANDフラッシュがAI向けに優先的に使われ、個人向けSSDの供給がタイトになっています。


Q3. SSDが高いならHDDを選べば問題ありませんか?

完全な解決策とは言えません。
現在はAI学習データの保存用途で大容量HDDの需要も増加しており、HDDも連鎖的に値上がりしています。
用途に応じてSSDとHDDを使い分ける必要がありますが、「HDDなら安い」という時代ではなくなりつつあります。


Q4. 特に値上がりしやすいSSDの容量はありますか?

はい、2TBクラスのSSDです。
2TBは個人ユーザーにとってもコストパフォーマンスが良く、同時にAIサーバー側でも使いやすい容量のため、需要が集中しやすく、在庫不足や価格高止まりが起きやすい状況です。


Q5. SSDは今すぐ買うべきですか?それとも待つべきですか?

明確な用途がある場合は、早めに購入する判断が現実的です。
2023年の最安値を基準に待ち続けると、結果的に買えない可能性があります。
一方で、用途がなく余裕がある場合は、無理に急ぐ必要はありません。

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